今話題のAIでネット検索できるPerplexity $10ドル割引
[無料でホームページを作成] [通報・削除依頼]

甲斐犬の歴史と解説

第七章 体型

日本犬の祖先

日本の犬は日本人の祖先が渡来したとき連れてきた東南アジア原産の犬種です。しかし、一律に日本犬と言っても、犬種が違うと渡来前に住んでいた地方、渡来した経路、飼育地の気候風土、飼育の状況が違うので、体型、体高、性能など特徴が違います。甲斐犬の優れた鹿犬型の体型と性能は祖先から受け継いだ鹿犬型の遺伝子、原産地の住民すべての愛育、羚羊、熊を獲っていた南アルプスの高く険しい岩山の厳しい気候風土、永年の狩猟生活による淘汰で完成したと判断されます。したがって、甲斐犬を知るには、甲斐犬の祖先のルーツ、他の日本犬とたいへん違う鹿犬型の体型、体高、性能などの特徴と、甲斐犬が活躍した南アルプスの高く険しい岩山の地形と厳しい気候風土、飼育状況を知ることが必要です。甲斐犬の祖先は古代の遺跡から出土した犬の化石、甲斐犬の体型、甲斐犬の特徴、甲斐犬の渡来した経路、日本周辺の国で飼っている甲斐犬に似た犬の調査、日本人の祖先が渡来した経路などを参考にして推測することができます。では、甲斐犬の祖先は何時頃どこからきた犬でしょうか。日本で発掘した古代の犬の化石は「六千年前頃の古代」「四千年〜五千年前頃の縄文時代」「二千年〜三千年前頃の弥生時代」の遺跡から出土しています。慶應義塾大学名誉教授江坂輝也先生のお話によると、六千年前頃の古代の犬は「宮崎県で大形の巻尾の犬」「愛知県で人骨とともに埋葬されていた二匹の犬」「神奈川県の犬」など、日本各地の六千年前頃の遺跡から「耳が立った大形の巻尾の犬」の骨が発掘されているとのことです。この犬と現在の日本犬の血統関係の有無は不明ですが、もしある場合は秋田犬に交じっている可能性があります。平成十年慶應義塾大学考古学教室にお伺いしましたが、保存している資料にこの古代の犬の骨はないとのことです。
61/137
アクセス数
ページビュー数
QRコード
携帯用QRコード