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ママBOY1

第3話 子育て真っ最中の巻

(その1)

―マックのアパートにて―

マックは百合に助けてもらいながら子育てに励む毎日だった。

百合「じゃあ私今から大学に行くわ。」
マック「わかった。」
百合「何かあったらメールして、すぐに戻るから。」
マック「大丈夫。隣りにおばさんいるし。」

百合は悲しげな表情で、そして気を取り直して、

百合「駄目駄目甘えてちゃ。2人で頑張ろ。はい!」

百合は紙おむつを渡した。

マック「あ、ああ・・。」

百合がアパートを出た。
しばらくすると隣りからけっこう大き目のキティちゃんが描かれているピンクのTシャツを着たおばさんがやってきて、
おばさん「真人さん、大丈夫よ。私がついてるからね。」

おばさんは猫より少し大き目のキティちゃんのぬいぐるみを抱いていた。

マック「はい、ありがとうごさいます。」
おばさん「このキティちゃん可愛いでしょ。弥生ちゃんにあげるわ。」

こんな日々の繰り返しで結局マックは隣りのおばさんに甘えていたのだった。


7月の下旬、マックと百合が相変わらず悪戦苦闘して弥生の世話をしていた。

百合「あーやっと寝たよ。」
マック「やれやれ。」

2人とも肩を合わせるようにしてしゃがんだ。
部屋全体に疲労のムードが漂っていた。
そして少しして百合がマックにようやく話しかけた。

百合「何か食べる?」

百合はマックの方を見て言った。

マック「今日はオレが作るよ。」
百合「そう、そうね。マックの料理おいしいから。」
マック「それって・・・」
百合「違うよ、本気で言ってるんだよ。」

マックが祖母から教わった味付けを思い出しながら日々手料理にも励んでいたのだった。

するとそのとき、呼び鈴が鳴った。

マック「ん?おばさんか?」

マックは料理の手を止めてドアのところに行った。
そしてドアをあけるとそこには幼なじみの桃子がいた。

マック「わ!」

驚くマック!

桃子「わ!、はないでしょ。」
>>真剣な表情の桃子!

百合「誰??」

百合が振り返りざまに言った。

マック「あ、うん、そのさ、あの。」

マックは落ち着かない様子で、言葉を模索していた。
桃子「誰かいるの?」

不思議そうにしていた桃子は部屋の中を覗き込んで、そこに百合と弥生を見つけてしまった。

桃子「はあああぁぁ・・・何でぇ??・・・これは一体どういうこと・・・?」

マックは小刻みに体を動かしながら、手はあちこちに動いていた。

マック「あの・・あの・・、外で話すよ。」
百合「中でいいよ。」

百合が2人の会話に入ってきた。

百合「マック、この子は誰?」
桃子「マック??この子だって??ああああああもううううう・・・」

桃子はそこにじっとしていられなくなって、急にアパートから飛び出していった。

マック「あ、モモ・・」
百合「誰なのあの子?」
マック「高校の同級生。」
百合「で、なんでわざわざここまで来たの?」
マック「さあ?」
百合「さあって、もしかして元カノ?」
マック「高校のとき何度か付き合って・・」
百合「もういいよ、言わなくっても。聞きたくないし。ようは元カノね。」
マック「そうです。」
百合「素直でよろしい。」

マックはかなり意味深な百合の表情を気にして、

マック「ほんとうにいいの?」
百合「だってマックは私と今は付き合ってるじゃん。」


この日はこの程度で終わった。
しかし百合がそう簡単に許したわけではなかった。

百合はこの日からほとんどマックのアパートに居候することになった。

そしてマックの部屋にはいろいろと装飾品が増えた。

さて桃子の方はマックと百合が2人で弥生を育てているのを見てショックのあまり奈良に戻ることにした。
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プロフィール

ニックネーム
大野竹輪
(おおの ちくりん)
性別
活動地域
関西
自己紹介
毎日想像している世界を全て文字に変換して、それを編集しながら、日々悩みながら、生きています。
趣味
おおむね、ライターです。
(笑)
特技
人は「マルチ」と呼びますが、自分ではわかっていません。
職業
ライター

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