◆「ネクストソサエティ」
レポートを読んで、気に入った本があれば、ぜひ購入して
『ネクスト・ソサエティ』/P・F・ドラッカー(著)
~歴史が見たことのない未来がはじまる~
○ 日本では誰もが経済の話をするが、本当の問題は「社会」である。日本の社会制度は1990年頃まで有効に機能したが、もはや満足に機能していない。再び新たなイノベーションが求められる。
○ 今必要なイノベーション(技術的革新)は「社会的な革新」である。いかに所得を確保するか!
○ 高齢者の増加と若者の減少が雇用形態の変化をもたらす。今や働くものの半数は契約ベースで働く。雇用関係にない人たちをいかにマネジメントするかが課題の一つである。
○ これからの大量消費市場は中高年中心になる。高学歴高齢者の確保が重要となってくる。
○ ネクスト・ソサエティは「知識労働者」が中核の働き手となる。社会はフラット化していく。
○ フラット化・・・①境界の無い社会 ②上方への移動が自由な社会 ③成功と失敗の並存する社会
○ これからは肉体労働者ではなく、「テクノロジスト」が社会・政治の中心人物になるだろう。
○ 政府機関・政府プログラム・企業も30年ももたなくなる。
○ すでにアメリカでは「第二の仕事」「第二の人生」が流行語だ。新しい雇用形態、フリーランス。
○ 人口構造の変化こそ最も重要な要因で、最も予測しがたく、管理しがたい要因である。
○ 新種の知的労働者「テクノロジスト」得に医療・IT・教育・法律・企業の分野で活躍する女性。
○ 知識は急速に陳腐化する。知的労働者の為の「継続教育」が次の成長産業となる。
○ フラット化した知的社会は競争に伴う心理的圧力と精神的ストレスという代償がつく。
○ 若いうちに「非競争的な生活」と「非競争的なコミュニティ」を築き上げる必要がある。
○ 情報を持つものが力を持つ。
● 知識労働者にとって重要なこと
① 組織が何をしようとしており、何処へ行こうとしているかを知ること。
② 責任を与えられ、自己実現すること。最も適したところへ配属されること。
③ 継続学習の機会を持つこと。彼ら自身に敬意を払われること。専門分野に敬意を払われること。
○ 方向・戦略・価値・原則・構造・内部関係・外部提携・パートナーシップ・合弁・研究・開発・設計・イノベーション、そして「人」「金」のマネジメントに責任を持つ。
○ トップマネジメントたるものは「経済機関」「人的機関」「社会機関」のバランスを取る必要がある。
○ これからのトップマネジメントが行わなければならないのは『会社としての個の確立』だ。すなわち、「価値」「使命」「ビジョン」の確立だ。他のものは全てアウトソーシングの対象となる。
○ 組織が生き残り成功するには自らが「チェンジエージェント」とならなければならない。変化をマネジメントする最善の方法は、自ら変化を作り出すことである。
① 成功していないものは全て組織的に破棄しなければならない。
② あらゆる製品・サービス・プロセスを組織的かつ継続的に改善していかなければならない。
③ あらゆる成功、特に良きせぬ成功、計画外の成功を追及していかなければならない。
④ 体系的にイノベーションを行っていかなければならない。
○ ネクスト・ソサエティをネクスト・ソサエティたらしめるものは、これまでの歴史がそうであったように、新たな制度・新たな理念・新たなイデオロギー、そして新たな問題である。
○ eコマースは経済、市場、産業構造を根底から変える。製品・サービス・流通・消費者・消費行動・労働市場・社会・政治・世界観を変え、我々に強烈なインパクトを与える。
○ バイオテクノロジーなどの予想もつかない新産業が出現する。
○ IT革命が行ったのは昔ながらのプロセスをルーティン化しただけだ。プロセス自体は変わっていない。今まで証券会社に行かなければならなかったことがオンラインで出来る。大幅な時間の節約とコストの削減があっただけなのである。
● 知識労働者に聞かなければならない3つのこと
① 強みは何か?どのような強みを発揮してくれるか?
② 何を期待してよいか?いつまでに結果を出してくれるか?
③ そのためにはどのような情報が必要か?どのような情報を出してくれるか?
○ この5年間どんな意味のある貢献をしたか?またこれから3年間でどのような貢献ができるか?
○ 流通力を持つナレッジカンパニー(知識基盤企業)になる必要がある。製造力では差別化できない。
○ コンピューターリテラシーは当たり前。アメリカははるか先を行っている。日本はまだ幼児期だ。
○ 10年後にはコンピューターを使うことは最低限の能力であり、情報能力がなければならない。
○ 重要なのは「どんな情報がいつ必要か、誰から得るか、自分はどんな情報を与えるか」
○ 我々は内部の情報という片翼で飛んでいる。必要なのは「外部情報の獲得」である。
○ 外部世界の生の情報を握っているのは軍関係者と大手商社のみである。
○ 顧客情報より、「非顧客」(ノンカスタマー)についての情報のほうが重要である。
○ eコマースでは配達の問題を解決すれば、いかなる企業もあらゆる場所・市場で商取引できる。
○ 現場にはスター・共演者・裏方・聴衆・・・、全て異質な人たちがいる。命令は出来ない。しかし総監督には楽譜があり、みな同じ楽譜を持っている。その楽譜を使い、最高の結果を出すのだ。
○ 企業家精神NO.1はアメリカではない。「韓国」だ。因みに、NO.2は「台湾」だよ。
○ 想定外の成功も多々ある。自分より「市場」を信じるほうが良い場合もある。
○ 彼らは利益が第一と考えるが、利益は第二である。第一は「キャッシュフロー」だ。
○ 事業が成功したとき「この段階で事業に必要なことは何か」「自分はそれができるか」を問う。
○ イノベーションとは市場に追いつくために自分の製品やサービスを自分で変えていく事である。
○ 高齢化・長命化をカバーすることが、21世紀の新商品として高収益大産業になっておかしくない。
FIN
著者紹介 ピーター・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker)
オーストリア生まれの経営学者・社会学者。なお、著書『すでに起こった未来』(原題"The Ecological Vision")では、みずからを、生物環境を研究する自然生態学者とは異なり、人間によってつくられた人間環境に関心を持つ「社会生態学者」と規定している。
ベニントン大学、ニューヨーク大学教授を経て、2003年まで、カリフォルニア州クレアモント大学院教授を歴任。「現代経営学」、あるいは「マネジメント」(management)の発明者と呼ばれる。
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