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*雨中天使

第3話 「新たな街への道」
突然変異⑥

ルイ 「お嬢さんのリスがいなくなったんじゃな?…突然走り出した…と?」

サラ 「…はい。突然、何かを見つけたみたいに。…それで、そのまま走って行って…」

ルイ 「リスを見失ってしまった…と。」

リユイ 「シャカーの森に行ったのか?」

ルイ 「ふむ。そうかもしれん。」

サラ 「…だとしたら、なんで急に走り出したんでしょう?」


ルイは、少し間を置いて、意味ありげに語り始めた。


ルイ 「リス…いや、そのほか動物すべてには、人には感じ取れない何かの気配を感じ取ることができる。…そのリスもその気配を察知して、その方向へ向かっていったのだろうな。」

サラ 「気配って…なんの?」


ルイは、何かを知っているようで隠している様子だった。
それを見たリユイが見るに見かね、言葉で表した。


リユイ 「おい、ルイ爺。何か知ってんだろ?…話してやれよ。この子のリス助けてやりたいだろ?」


ルイは観念したか、すべてを飲み込んで口に出した。


ルイ 「ふむ。わしの知っていることはすべて話そう。…しかし、これを話すとお嬢さんはあの森へ行きたがる。それは避けたい。」

サラ 「何でですか?」

ルイ 「…一言で言うと…危険じゃ。お嬢さん一人ではとても抜けられない。」


シャカーの森にいるという、突然変異したものが、危険なものの原因だろうか。
そうなると、突然変異した不思議生物は人に害を及ぼすものなのだろうか。


ルイ 「…つい最近じゃ。森がいきなり光ったかと思うと、次の朝に花を摘みにあの森へ行ったとき、花の周りに、丸い、黒いものが落ちていた。」

サラ 「黒いもの…?」

ルイ 「そして、しばらくするとその物体が動き出して、大きく広がったのじゃ。わしは、咄嗟で逃げてしまって、その物体が何者だったのか、わからなかったのだが、その物体は殺気に満ちていた。…だから逃げたのじゃ。」

サラ 「そんなものが、今はたくさんいるというのですか?」

ルイ 「そうじゃ。だから、いくらなんでもお嬢さん一人では危険じゃ。」


サラは一人では無理と聞き、少し肩を落として、独りでも、行くか、行かないかの決断をしていた。
その様子を見たリユイは突然口を開いた。


リユイ 「ルイ爺。1人じゃダメでも、2人なら、どうだ?」

サラ 「え?」

ルイ 「…2人とは、誰と、誰のことかね?」

リユイ 「決まってんだろ?この子と、…僕だよ。」

サラ 「えっ!!でも、これは私の問題で…」

リユイ 「いーのいーの。それに、君を見てると……」


リユイの言葉を遮って、ルイが何かを差し出した。
ルイの手には、どこから持ってきたのか、2つの武器が握られていた。
1つは、斧のようなもので、もう一つは鎌のようなものだ。


ルイ 「あの森へ行くなら、何か武器を持っていくといい。本格的な武器ではないが、無いよりはましであろう。」


このルイの気前の良さに、感心して、リユイは斧を、サラは鎌を手に取った。


サラ 「ありがとうございます。」

リユイ 「んじゃ、リス探しに行くかっ!!」

サラ 「はいっ!!」


そして、リユイと共に、森へ向かったのだった

プロフィール

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*名前*
くららん
*性別*
女
*年齢*
13歳の中学一年生+*
*自己紹介*
中学生のくららんです^^
書く力は全然ありませんが、小説は書くこと読むこと大好きですので、その気持ちを創作力にこめて、書いていきたいと思います。
*ブログ*
読みきり小説や、特別編、またこちらでも紹介している小説の続きや、特別イラストなどなど、盛りだくさんのブログです^^
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