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*雨中天使

第2話 「サウロの街」
花屋の息子

サウロの街の門の前には、所狭しと並べられた花が、私たちを迎え入れてくれた。
チューリップや、バラや、ボタンなどの花が、植木鉢に植えられている。
特に目立つのは、マーガレットの輝くような白い色だ。
どの花もきれいだが、やはり、サウロはマーガレットで有名なだけあり、マーガレットが一番きれいだ。

見とれていると、ミロが、「チュ」っと鳴いた。


ミロは私の肩から降りて、花壇の中に飛び込んだ。


サラ 「あ、ちょ、ミロ…?どこ行ったの?」


ミロは花壇の花に交じって、見えなくなってしまった。
おろおろしていると、飛び込んだ花壇とは違う、マーガレットの花壇から、
出てきた。


サラ 「あ、いたいた。ダメでしょ?勝手に行っちゃ。」

ミロ 「ちっち♪」

サラ 「あら…?アハハ、ミロったら、おめかししてるの?」


マーガレットに交じっていたので気づいていなかったが、ミロの頭には、白いマーガレットの花が、帽子のように付いていた。
ミロは、その白い帽子が気に入ったらしく、それを付けたまま、私の肩へ戻ってきた。


サラ 「それじゃ、行こうか。」


と、歩みだした。

しかし、その時。


ガッシャン!!!


何かが割れる音がした。
特に気に掛けなかったが、きっと植木鉢が割れたのではないだろうか。

そして、私はまた、歩みを進めようとしたが、その思いとは裏腹に、ミロが、肩を降りて、音が下方向へ走って行ってしまった。

さすがに、ミロを置き去りにはできない。
しょうがなく、走ってついていくと、レンガ造りの、庭付きの家の前で、ミロの足が止まった。


サラ 「もお、なにしてるのよ。早く、村長さんのところへ行きましょう?きっと、植木鉢が倒れて割れちゃったのよ。気にすることないわ。」


そういったとき、また、同じ方向から、音がした。

ガシャシャッン!!!!!

今度は、もっと大きな音だった。


さすがに、不審に思って煉瓦の壁に手をかけて、音のした、庭の方をのぞいてみた。
すると、10歳くらいの男の子が、母親にしかられている。

男の子の、手の下あたりには、割れた植木鉢があった。
状況が、よく把握できなかった。

他人の事情に顔を突っ込むのも、意味はないし、このまま立ち去ろうと思った。

が、しかし

ドズッ


サラ 「キャッ」

さっきしかられていた男の子が、走ってきて、私にぶつかった。
男の子の身長は、小さめだから、気付かなかったんだろう。


男の子 「ご…ごめんなさい…」


それだけ言うと、男の子は、走り去って行ってしまった。
それを見つめていると、後ろから声をかけられた。





プロフィール

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くららん
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女
*年齢*
13歳の中学一年生+*
*自己紹介*
中学生のくららんです^^
書く力は全然ありませんが、小説は書くこと読むこと大好きですので、その気持ちを創作力にこめて、書いていきたいと思います。
*ブログ*
読みきり小説や、特別編、またこちらでも紹介している小説の続きや、特別イラストなどなど、盛りだくさんのブログです^^
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