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*雨中天使

第2話 「サウロの街」
花屋の息子④

レオン 「ママ……ごめんなさい。」

レオンは、割れた花瓶の前で、下向きがちに小さく言った。
目の前にいるシオンに向かって。

シオンは涙を浮かべながらも、息子の帰還をうれしく思っていたようだ。


シオン 「…いいのよぉ、別に。誤ってくれれば…ね?」

レオン 「……うん。」


私は、煉瓦の壁に手をつけて、陰でそっとそれを見守っていた。


サラ 「よかったね。ミロ。」

ミロ 「チチッ」


そして、歩き出そうと、煉瓦の壁に背を向けた時、後ろからシオンの優しげな声が聞こえてきた。


シオン 「サラ…さん、ありがとうございました。」

レオン 「ありがとう!!」

サラ 「こちらこそ。」

もう一度振り返り短く挨拶をした。
そして、再び歩き出そうとすると、


シオン 「あ、待ってください!!」

サラ 「え?」

シオン 「サラさんは、どこに行くんです?」

サラ 「え?何でですか?」

シオン 「ほかの町から来たんでしょう?なら、地図もなくて、わかんないんじゃあないですか?」


言われてみれば確かにそうだった。
サウロの街の地図もない。

まあ、サウロは小さな町だから必要ないとは思っていたけど・・・
思った以上に道が入り組んでいて、迷うことも多くなりそうだった。


サラ 「…まあ、確かにそうですね…」

シオン 「どこに行かれるんでしたか?」

サラ 「サウロの村長に会いに来たんです。」

シオン 「ああ、それなら、私が案内いたしますよ。」

サラ 「本当ですか?助かります。」


私がそういうと、シオンはレオンに店を任せて、こっちへやってきた。


シオン 「それじゃ、こっちですよ。少し遠いかもしれませんけど・・・」

サラ 「大丈夫です。」




プロフィール

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くららん
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女
*年齢*
13歳の中学一年生+*
*自己紹介*
中学生のくららんです^^
書く力は全然ありませんが、小説は書くこと読むこと大好きですので、その気持ちを創作力にこめて、書いていきたいと思います。
*ブログ*
読みきり小説や、特別編、またこちらでも紹介している小説の続きや、特別イラストなどなど、盛りだくさんのブログです^^
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