バリ島旅行記9 ウルン ダヌ ブラタン寺院
2016.10.17
2度目のバリ島旅行です。宿泊地をウブドにして、前回には行けなかった所を見学することとHPを作りながら調べたことを確認する旅です。
三日目は、まずウルン・ダヌ・ブラタン寺院を訪れます。その後にペジェン3寺院を目指しました。旅の行程はこちらをご覧ください。
2度目のバリ島旅行です。宿泊地をウブドにして、前回には行けなかった所を見学することとHPを作りながら調べたことを確認する旅です。
三日目は、まずウルン・ダヌ・ブラタン寺院を訪れます。その後にペジェン3寺院を目指しました。旅の行程はこちらをご覧ください。
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ウルン・ダヌ・ブラタン寺院 Pura Ulun Danu Bratan
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院の名前の意味は「ブラタン湖の先端の寺院」。仏陀を祀ったストゥーパ(仏塔)があります。湖の中に浮かぶように建てられたメル(多重塔)は、本当に美しい。50,000ルピア紙幣の図柄にもなっています。
湖の女神デヴィ・ダヌが祀られています。湖に向かって左手方向に散策コースがあり、ベジ(Beji)と呼ばれる神聖な祠があります。

バトリティ市場 PASAR TRADISIONAL BATURITI
ウヌン・ダヌ・ブラタン寺院の手前にある市場です。食べ物が豊富にあり、果物がいっぱい置いてありました。マンゴーが安かったです。
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院は、単一の寺院ではなく、複数の寺院で構成されています。また、サド・カヤンガン・6大寺院と数えられている名刹です。どのような寺院がサド・カヤンガンと呼ばれているのかは、こちらにまとめてあります。⇒バリ島6大寺院へ

ウルン・ダヌ・ブラタン寺院の社号標
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院の看板です。ビジターセンターのような受付で入園料を支払って、寺院に向かうところにありました。観光地:daya tarik wisata と書かれてあります。ここの寺院は、参拝者の服装にはこだわりはありません。

熊の石像
寺院へと向かう道で熊の石像が出迎えてくれました。右側に見えるのが、ブラタン寺院のお土産屋、レストランもあります。

割れ門の奥に寺院と湖
寺院のエリアの手前には、整備された公園のようになっています。湖と割れ門が見えてきて自然と足が速まります。湖の女神デヴィ・ダヌが祀られています。湖に向かって左手方向に散策コースがあり、ベジ(Beji)と呼ばれる神聖な祠があります。

バトリティ市場 PASAR TRADISIONAL BATURITI
ウヌン・ダヌ・ブラタン寺院の手前にある市場です。食べ物が豊富にあり、果物がいっぱい置いてありました。マンゴーが安かったです。
バトリティ市場map ⇒
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院は、単一の寺院ではなく、複数の寺院で構成されています。また、サド・カヤンガン・6大寺院と数えられている名刹です。どのような寺院がサド・カヤンガンと呼ばれているのかは、こちらにまとめてあります。⇒バリ島6大寺院へ

ウルン・ダヌ・ブラタン寺院の社号標
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院の看板です。ビジターセンターのような受付で入園料を支払って、寺院に向かうところにありました。観光地:daya tarik wisata と書かれてあります。ここの寺院は、参拝者の服装にはこだわりはありません。

熊の石像
寺院へと向かう道で熊の石像が出迎えてくれました。右側に見えるのが、ブラタン寺院のお土産屋、レストランもあります。

割れ門の奥に寺院と湖

プラジャパティ prajapati
創造神によって、最初に作り出された神々のグループ、初めての人間、祖先霊といったところです。

仏塔 ストゥーパ stupa
この仏塔の名前が「チュダマニ」。仏塔はブラタン寺院の境内の手前にあります。仏塔用に区画を設け、大切にあつかわれています。

ストゥーパの仏像 stupa
仏塔の仏像は2体とも端麗なお顔だちでした。

儀式を終えた一団
寺院の境内に差し掛かった時に、旗竿を持った一団がちょうど割れ門から出てきました。儀式を終えたのだろうということでした。

儀式を終え割れ門を出る一団
次の一団は、白い布を頭上に掲げています。その前を二人の女性が頭に供物を上げて進んでいます。2番目の女性はバリ男性のようにブレザーを着ています。男が頭に供物を乗せているのは珍しい、と思ったのですが、女性でした。
●割れ門:チャンディ・ブンタル → 神聖な領域を示す門。中門より通りに近い。左右対称で内側の向き合う面は磨かれている。神の住むマハメル山の土台を表す。魔除けの意味も持つ。

儀式を終えた一団
一行はこのように行進して、部落に戻るのでしょう。写真中央には神輿のように担がれている(ご神体・神像)が見えています。2本の日傘パユンの丁度中心です。

バレ ポマンダ・アグン bale Pemendak Agung
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院では、外国からの観光客を意識してくれてなのか「表示」があってありがたい。リーフレットを有料でもいいので、用意してもらえればもっといいのですが...。名前で調べてもなんのための施設なのかがほとんどわからないのです。
※バリ島の寺院の構造や宗教施設の名称と役割はこちらにまとめてあります。

中門 コリアグン kori agung
外庭ジャバから中庭ジャバ・トゥンガーへはこの中門コリ・アグンをくぐりました。ご覧のとおり、中央とその両脇に門があり、通用門も兼ねている中門です。中央は大切な儀式の際に開けるのでしょう。中門には門が一つだけのものと、このように3つの門があるものがある。
●中門:コリアグン kori agung → 神々の領域を隔てる中門。神の住むマハメル山の山腹を表す。中央の扉は御神体の出入り用。

中門の扉
中門の扉は上角をすかしていて、シャレたデザインです、扉の右前に頭をお盆のせた女性の像があるのですが、バリ人に見えず、ギリシャ神像に似せているような気がします。盆に「PENGELUKATAN」と書かれてあり、調べると沐浴に関連するような....。

7層のメル塔 meru
この寺院のメル塔の第1層の葺き屋根も広がっていて大きなものです。ブラタン寺院のメル塔の特徴でしょう。メル塔の先端の飾りには金泊が貼られて金色に輝いています。メル塔の左隣にパドマサナが見えています。
●メル:meru → 奇数層の屋根を持つ塔。高さは神格を表す。神の住むマハメル山を表す。砂糖ヤシの毛で屋根をふいている。中空で人が入ることを前提として建てられてはいない。

供物をあげた祭壇 サンガル sanggar
この供物をあげるための祭壇サンガルは、祭事の際に用意するものです。実は、この近くで祭司がお経をとなえていました。その脇には奥様なのか、女性の方がいて鈴を鳴らしています。お経をとなえている間中鈴は鳴り響いていました。

bale Suci Tiang18 に奉られていた「9方位神」 Nawa dewata
境内のバレの「9方位神」が飾られていました。お顔はほぼ同じ。中央、東西南北の方位神はある程度有名ですが、帰ってから調べることにしました。⇒9方位神の説明はこちら

9方位神の武器 Nawa dewata
9方位神の額の隣にあったのがこの額です。9方位神の武器なのだそうです。神像の手によく握られているものです。神像がまったく同じ形のものを手にしているというわけではありませんが、神の識別に役立ちます。
バリの方位観は、ナワ・サンガ nawa sanga といい、各柱には守護神と動物、色、武器、ラッキーNO.などがそれぞれ決められています。

バレ角に祀られるガルーダ Garuḍa
9方位神が飾られていたバレ Suci(聖なる) Tiang(唐?)の屋根の角にガルーダが祀られていました。精巧な造りで極彩色の配色。なかなか見られないガルーダです。頭の上に羽根の王冠をかぶっているように見えます。

パドマサナ padmasana
シワ神のパドマサナ・聖壇です。これは裏面から見ています。タマン・アユン寺院でのそれと同じで、背中にガルーダに乗ったウィスヌ神があります。
パドマサナはこのように裏側から壁越しに見えたり、寺院の奥・ジェロアンにあるので近くで見ることができません。今回の旅行の目標の一つがパドマサナを撮影することでした。ペジェンにあるプラタナン・サシ寺院やプリセン・ジャガッ寺院で撮影がかないました。
●パドマサナ:padmasana → 太陽神スリアもしくはシワ神の玉座。最上部は椅子になっている。常にガジャの方角であるアグン山を背中にし、境内の奧・もっとも高貴な位置に建てられる。

ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
湖に立つ11層のメル塔の絵。前回の旅行では行きたいけれど、日程から断念した経緯があり、ようやく訪れることができたと感激しました。50,000ルピア紙幣の絵柄にもなっています。よく、朝の見学を勧めていますが、朝霧のたつ湖面でこの塔を見ればそれは美しいことでしょう。

デウィ・サチとデウィ・ダヌ Dewi Sachi&Dewi Danu
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院は、湖の女神デウィ・ダヌを奉っています。ダヌは湖です。11層のメル塔の前に立っているのが、2体の女神。左がサチ女神、水の神さまです。右がダヌ女神。ウルン・ダヌ・バトゥール寺院でも同じようにデウィ・サチとデウィ・ダヌが奉られていて、左右の位置もいっしょです。バリ島では、左よりも右が格上です。

デウィ・サチ Dewi Sachi
2体の女神とも、バリ島で一、二を争うであろう美女神像です。ぜひ、クリックして大い画面でご覧ください。

デウィ・ダヌ Dewi Danu
両女神像とも王冠、装飾品ともに同じなのですが、デウィ・ダヌの衣装はデウィ・サチと比較して配色がきらびやかです。

リンガ・ペタック寺院 Pura Lingga Petak
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院は単一の寺院ではなく、複数の寺院で構成されています。私たちが知っているこのメル塔を持つ寺院は名前はリンガ・ペタック寺院です。このメルが奧の院:ジェロアンになり、祭司が祈りをささげる場所の岸辺の方にあります。
両脇に蛙の置物がありますが、バリ島では蛙は「再生と豊穣」のシンボルです。

リンガ・ペタック寺院 奥の社
11層のメル塔の建つ島とこの奥の社のある島は小さな橋でつなげてあります。

リンガ・ペタック寺院 奥の社
手前の11層のメル塔から入る割れ門の前には、赤猿と白猿の守護神(白と黄色の日傘の位置)が配置され、3層のメルとはいえど、葺き屋根の間の壁は金色の花の文様で飾られています。

リンガ・ペタック寺院
この寺院に向かって右手方向にある湖岸からみた寺院です。裏面から見たメル塔も美しい。

ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
こちらに回ると、リンガ・ペタック寺院の両方の小島を合わせて見ることができます。
ブラタン湖には豊かなわき水があり、タバナン県の東部とバドゥン県の三分の二の地域が、この湖の水の恩恵を受けているそうです。

聖なる領域 Areal Suci
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院には、近隣からも神具を沐浴させて清めにくるという祠 Beji があり、ぜひお詣りしたいのでガイドさんに案内をお願いしていました。湖に向かって、左手方向に進んでいきます。最初は何でそっちに行くのだろうと思っていました。そして出てきたのがこの看板です。

タマン・ベジ寺院 Pura Taman Beji
それがこのタマン・ベジ寺院です。寺院扱いなのかと驚きました。昔は、奧の祭壇だけだったようですが。手前のプリンギーには飛天が配置されています。

ベジ Beji 聖なる祠
黒い日傘パユンが建てられている聖壇。その左隣に水瓶が置かれています。その下がコンクリートの筒になっていますので、聖水が汲めるのではないかと思います。

ブラタン湖岸のハス
ペジの祠の脇が川(水路?)になっていて、ブラタン湖に水を注いでいます。ハスの花が咲いていました。

ブラタン湖岸
ブラタン寺院からペジに向かう方向は公園のようになっていて、湖面を吹く風もありのどかで美しい風景です。ちなみにタマン「Taman」の意味を調べたら公園とでました。

パドマサナと龍神
湖に向かって、リンガ・ペタック寺院の右手方向にある神社。2体の龍神を門にして、中にパドマサナ・聖壇があります。2体の虎を配置しています。この龍神は冠と髪飾り、首と胴体に飾りを付けたバリ島でもっとも着飾った龍神でしょう。

儀礼用の供物 バンテン banten
施設をつなぐ道の脇に供物置き場がありました。バナナの葉を折ってカゴを作り、ご飯の入っているものもありますが、多くは黄や赤の花びらが入れられています。

死者の寺院
このお寺は門番の像がランダですから、プラ・ダラム=死者の寺院なことがわかります。割れ門の間のゲートには獅子の文様が施されています。

ゲドン・ダラム・プルワ Gedong Dalem Purwa
割れ門のゲートから中の施設を撮影した写真です。「gedong」は建物の意味です。
ウヌン・ダヌ・ブラタン寺院の話題
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院 Pura Ulun Danu Bratan
バラナンタ県バラト轡リクティ-ブドゥグル(中部)Tabanan- BaturitiのJl。ラヤチャンディKuning、Candikuning村、地区。Baturiti、タバナン県、バリ80 345 DAP→63.7キロ:1h53mウルン・ダヌ・ブラタン寺院は、バリ島中部の高原地帯ブドゥグルにある標高1200mのブラタン湖畔に位置する。ブラタン湖は、バリ中央の水源である。 この寺院は、1634年にこの地を治めるメングウィ王によって建立され、湖の女神デヴィ・ダヌをはじめ10人の神霊を祀っている。名前の意味は「ブラタン湖の先端の寺院」である。
寺院境内の外には、仏陀を祀ったストゥーパ(仏塔)があり、同一敷地内に二つの宗教施設が備わる。寺院の近くにはベジ(Beji)と呼ばれる小さな祠が立ち、近隣の寺院のご神体がこの祠で禊をするくらい重要な祠である。 境内は4つに分かれ、そのうちの2つがブラタン湖上にある。湖の中に浮かぶように建てられた寺院の11層のメル(多重塔)の姿は、50,000ルピア紙幣の図柄にもなっている。
メングウィ王国との関わり
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院は、メングウィ王国によって建てられた寺院であるが、19世紀にメングウィ国とバドゥン国で戦争が起こりバドゥン国が敗戦した。バドゥンの王子をメングウイ王が引き取り育てたが、王子が大きくなった時に、その王子とメングウィ国の間で戦争が起き、今度はメングウィ国が大敗した。王子はウルン・ダヌ・ブラタン寺院をはじめとする領地を奪い、寺院を修復したといういい伝えがあるそうです。メングウィ国は1891年にバドゥン国とタバナン国の連合国に敗れ滅びています。メングウィ王国の領地は領国に分割されました。バドゥンの王子がメングウィ王国で育った時期があるかどうかはわかりませんが、興味を引くお話しです。
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