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中嶋ゼミ(文化・スポーツ産業論) 

 現代社会においてスポーツは、単なる身体運動、競技の域から、ファッション、映画、音楽、文学、アニメ、芸術、建築、観光など人々の生活文化や余暇活動における様々な領域と関係を深めるようになってきた。一方、近年文化芸術もまた、教育、福祉、まちづくり、観光等への幅広い活用方策が模索されると同時に、その経済活動に及ぼす影響に注目されつつある。
 そこで、本ゼミは「レジャー・スポーツ産業論」から「文化・スポーツ産業論」と名称変更し、スポーツを中核としながらも広く文化芸術産業を研究対象とする。
 ゼミ生の最終目標は、現代社会における文化やスポーツに関わる興味深い研究テーマを発見し、それを質の高い卒業論文として結実させることである。そのために自らの知的好奇心を拡大させ、調査・研究に没頭してほしい。

 NIKEの創業は、創業者 Phil Knight 氏の大学の時のレポートが始まりで、彼は、自伝『SHOEDOG』で以下のように書いてる。
 「大学の最終学年時、起業についてのセミナーがあり、私は靴に関するレポートを書いた。初めはただの宿題だったレポートに、私はすっかり夢中になってしまった。ランナーだった私は、ランニングシューズについて知っていたし、ビジネスについても詳しかったので、かつてはドイツの独壇場だったカメラ市場に日本のカメラが参入したことも知っていた。
 レポートの中で、日本のランニングシューズにも同じように可能性があると力説した。私はそのアイディアに強い興味を持ち、刺激を受け、そしてとりこになった。(中略)そのレポート作成には何週間もかけた。図書館に通いつめ、輸出入や起業に関するあらゆる本をむさぼり読んだ。ついには頼まれもしないのに、クラスメートの前で正式なプレゼンテーションを行ったが、みんな退屈して聞いていた。・・・」(フィルナイト著『SHOEDOG 靴にすべてを』大田黒奉之訳、東洋経済新報社、2017年。)

 スポーツにのめり込むことから得られる喜びや見返りは、すべて自分自身の内に見いださなければならない。大学での学びもまったくスポーツと同様である。2020年10月16日(中嶋)