テクノ・ロック・ポップス・ヒップホップ
2023年4月12日 21時25分13秒 (Wed) ボブ・ディラン来日公演に行く

4月11日(火)、東京ガーデンシアターで行われたボブ・ディラン来日公演に行ってきました。
前回予定されていた来日公演はチケットを取っていたんですが、コロナ禍で中止になってしまいました。
そんなこともあって、四半世紀以上のファンながら、一度もディランのコンサートに行ったことはありませんでした。
一度ディランの演奏を生で聞きたかったんだけどなぁ・・・という切望が募っていた中、
今年の来日公演を知った時には飛びつきました!
81歳という年齢で来日公演をしてくれることがありがたい。
迷わずGOLD席をゲット!
前から5列目くらいのど真ん中の席でした!
真正面に「伝説」が、ピアノを弾きながら聞きなれたあのしゃがれ声で歌っている!!
メンバーの楽器構成はグランドピアノ(ディラン)、ドラム、E.ギター(またはA.ギター)×2、E.ベース(またはウッドベース)、ペダル・スティール・ギター(またはヴァイオリン)の計6名。
ワインレッド一色のシンプルな背景幕を背に、実に豊潤な演奏を聞かせてくれました。
年齢を重ねるごとに「ストーリーテラー」としてのディランの説得力は増すばかり。
かなり長丁場な曲も緊張感を保ち続けて歌い上げていました。
バンドの演奏というものが、これほどまでに繊細で、ハートを癒してくれるものだということを実感できた素晴らしいライブでした!

こちらは会場のグッズ販売店で購入したマグカップと今回のライブのチケット。

こちらはGOLD席の記念グッズ。

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価格:2,653円 |
そして今回のライブの演目の中心になったアルバム『ラフ&ロウディ・ウェイズ』。
優れた音楽アルバムは独自の時間の流れを持っている、ということを改めて認識させてくれる大傑作です!

あと、今回の来日公演をきっかけに、ディランについて調べていてわかったこと。
ディランはジョン・キーツが好きらしいです!
私も大好きな詩人なので嬉しかったです。
日本語訳から入り、原文の詩も学生時代に音読したりしました。
古典なのでちょっと難しかったですが。
新鮮な感動を具体的な言葉で伝えようとするディランの態度はキーツから学んだものでもあるのでしょう。
2022年5月4日 18時16分34秒 (Wed) ブラック・ドッグをフルコンプか

画像左上から右へ順番に
『Bytes』(1993)
『Temple of Transparent Balls』(1993)
『Spanners』(1995)
『Parallel』(1995)
『Music for Adverts (and Short Films)』(1996)
『Unsavoury Products』(2002)
『Genetically Modified』(2003)
『Silenced』(2005)
『Book of Dogma』(2007)
『Radio Scarecrow』(2008)
『Further Vexations』(2009)
『Music For Real Airports』(2010)
『Liber Dogma』(2011)
『Tranklements』(2013)
『Neither/Neither』(2015)
『Post-Truth』(2018)
『Black Daisy Wheel』(2018)
『Fragments』(2020)
『Music For Photographers』(2021)
もうけっこう時間が過ぎてしまったけれど、昨年の11月にブラック・ドッグが新譜を発表していました。
タイトルは『Music For Photographers』。
久しぶりのアンビエント作品です。
「パンデミック化で撮影した写真と音楽をリンクさせた実験的作品」
との紹介がありました。
写真にはブラック・ドッグの故郷シェフィールドに建てられている、数多くのブルータリストの建築物が。
コンクリートの建物群は、何か荒涼としていてインダストリアルも含むテクノ・ミュージックには相性のいい被写体だと思います。
しかし音楽は冷え冷えとしたものではなく、静寂の中にある安堵や温かさを感じるものになっています。
パンデミックで無人化した街の中で、人々で賑わっていた様子を静かに回顧する、というイメージ。
ブラック・ドッグは過去に
『Music For Real Airports』という、ブライアン・イーノの
『Music For Airports』を意識したアンビエント作品を発表しています。さらにもっと過去には
『Music for Adverts』という、アンビエント作品とは対照的な、ちょっと騒々しくさえある作品まで。
イーノとは少し違った視点からアンビエント・ミュージックに取り組んでいるようです。
もう長い間ブラック・ドッグのアルバムは少しずつコレクションしてきたのですが、
ひとまずCDアルバムとして発表している作品はフルコンプできたのではないかな、と思います。
(※CD-Rで発表された『Ov Mind, Ov Magick』(2009)は除く)
それが上記の画像とアルバムタイトル及び発表年になります。
2022年1月22日 1時16分53秒 (Sat) !!!イーノが表紙 その2

目下コレクション中のイーノ作品。
一番多く聞いたのは『ANOTHER DAY ON EARTH』だと思います。
今ハマってるのは『MUSIC FOR INSTALLATIONS』と『MY LIFE IN THE BUSH OF GHOSTS』
ですね。
(※Amazon Primeで聞けた作品のコレクションは後回しにしています。)
また、『MUSIC FOR 陰陽師』は以下の3点から、この記事で是非とも触れておきたい一枚。
・雅楽演奏グループの伶楽舎とイーノの共作(Disc1が伶楽舎、Disc2がイーノの作品)であること。
・(架空のものも含めた)映画やアニメ、ゲームのサントラではなく、漫画のサントラであること。
・ビックリマンシールの「魔肖ネロ」のごとく飛び出す安倍晴明のホログラム・ジャケット!(※初回限定盤のみ)
最後に私の論を少し。
ブライアン・イーノの偉大さは、音楽制作において
偶然性を排除するための理論に頼るのではなく、
偶然性を利用するための方法論を創り続けた
点にあると考えています。
彼の名刺ともいってもいいジャンルのアンビエント・ミュージックは、そうした彼の意欲的な音楽への態度が獲得したものにほかなりません。
DTMが普及し、個人が音楽を創りやすくなった現代において、その態度はますます注目する価値があるようです。
たとえばDTM機材においては、ソフト音源でもハードでも、ボタン一つで設定値をランダムに切り替える
「ランダマイズ」のための機能が備わっているものが多くなりました(サイコロの表示をしたものが多いです)。
私がよく使うものでは、ハードならシンセのELZ-1、グルーブボックスのModel:Cyclesなどにその機能が備わっています。
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価格:44,900円 |
一昨年発売された新時代のFMシンセ、KORGのOPSIXにもその機能が備わっているようです。
氏家克典さんの動画でも紹介されていました。
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ソフト音源だと、ドラム音源のPOLYPLEXとかよくランダマイズ機能を使いますね。
ランダマイズの範囲設定は機材によっていろいろですが、一瞬にして音色が変わるのはやっぱ楽しい!
思わぬ音楽的表象を得られたりもします。
上記は各機材によって制限された偶然性ではありますが、
どんなものであれ、制作意図の範囲内で得られる「驚き」そのものが重要だと思うのです。
アーティストであり続けたいなら、最低限自分自身にとって「驚き」となる作品を提供する責任感を持つべきでしょう。
イーノの作品には、民族音楽(とりわけアフリカの民族音楽)の影響が濃いものがありますが、
それらはただの民族音楽の模倣ではなく、イーノ自身の制御下に、イーノの音楽的文脈の中に取り込まれたものになっています。
それ故どこの国のものともいえない異国情緒のようなものが漂っており、イーノはそこに新しさを感じたに違いありません。
絵画の例でいえば、ピカソはアフリカの芸術に多大な影響を受けた後、それまでになかった作品を発表し、センセーションを起こしました。
その作品に対して一部の批評家は「アフリカ芸術の模倣」と批判しましたが、ピカソはそれを受けて
「アフリカ人が横顔と正面を向く顔を同時に一つの顔として描き込んだことがあるのか」と反論しています。
芸術を語る上で伝統とその模倣については常に議論になるところではありますが、
常に新しいものを欲しがるアーティストこそ信頼に足るアーティストです。
民族音楽を電子音楽に取り込んだ作品はたくさんあります。
ただ消化した(落とし込んだ)だけの作品も悪くはないんですが、イーノの作品は「昇華」といっていいと思います。
ディープ・フォレストがやっていたこととブライアン・イーノがやっていたことは似ているようでかなり異なる、と言えるでしょう。
2022年1月19日 21時10分05秒 (Wed) !!!イーノが表紙 その1

実に久しぶりに・・・多分20年振りくらいにリアルタイムで音楽雑誌を購入しました。
『rockin'on (ロッキング・オン) 2022年 02月号』です。
購入動機は表紙&特集がブライアン・イーノだったからです。
イーノはここ2~3年、とくに熱心に聞いているアーティストです。
アーティスト別に考えたらブラック・ドッグの次に聞いていると思います。
また、彼の音楽とともに、その思想やアイデンティティ形成にも深く興味を持ってきました。
そんなときだったから、ロッキング・オンの2月号の内容を知ったときは、
まさに自分のためだと壮大な思い込みをすることができました。
さらに、イーノがロッキング・オンの表示を飾るのは今回が初めてらしいです。
新年早々ロックな感動!
記事も読み応え十分でした。
目次ページの文だけご紹介。
総力特集!
BRIAN ENO
ロッキング・オン初の表紙巻頭特集!イーノ自らがそのディスコグラフィーとアンビエント・ミュージックに
ついて語ったスペシャル・インタビュー、渾身のブライアン・イーノ論と究極の10枚徹底レビュー、
さらにその偉業をより深く知る「音楽IT革命」コラムでポップミュージック最高の知性に迫る42ページ!
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[書籍のメール便同梱は2冊まで]/ロッキングオン[本/雑誌] 2022年2月号 【特集】 ブライアン・イーノ (雑誌) / ロッキング・オン社 価格:880円 |
イーノが好きな人は永久保存版になること間違いなし。

イーノについて書かれた書籍は(イーノ自身が著したものも含めて)何冊かありますが、
これまでに私が読んだものは上記画像の2点。
左の『ブライアン・イーノ』(エリック・タム著、小山景子訳、水声社)は
音楽評論史上に輝く名著と言っていいでしょう。夢中で読みました。
ロック/ポップミュージックを含む音楽全般に興味を持っている人にお勧めできます。
右の『BRIAN ENO VISUAL MUSIC』(By Christopher Scoates , CHRONICLE BOOKS)は
「アーティスト」ブライアン・イーノを知るには必携の書。写真や資料も豊富です。
英語なんで読むのにちょっと時間がかかっていて、まだ読了できてませんが、
イーノの『MUSIC FOR INSTALLATIONS』を聴きながら、
じっくりと内容を咀嚼して読んでいます。
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Brian Eno: Visual Music【電子書籍】[ Christopher Scoates ] 価格:3,590円 |
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【輸入盤】Music For Installations [SUPER DELUXE 6CD LIMITED EDITION BOX] [ Brian Eno ] 価格:57,582円 |
!!!イーノが表紙 その2に続く
2019年12月9日 2時01分02秒 (Mon) U2を観に行く
もう20余年のファンなのですが、ライブは初めてでした。
今回のライブはU2の屈指の名作『THE JOSHUA TREE』をテーマにしたもの。
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ヨシュア・トゥリー (30周年記念盤~デラックス) [ U2 ] 価格:3,439円 |
このアルバムは20年以上聞き続けてますね。聞かなかった年はないんじゃないかな。U2の中では2番目に好きなアルバムです。

SS席での観覧でした。やや距離はありましたが、ほぼステージど真ん中の延長の座席で、背景の8Kスクリーンも堪能できるいい席でした。
SS席の一つ格上にRED ZONEというステージ真近の座席もあり、そちらは確か6万円位でしたね。
アリーナクラスでそんなチケット価格を設定できるのはおそらく世界でU2のみ!

グッズ売り場から。場外で購入可能でした。
確か数年前TM NETWORKのライブに来た時もグッズは場外で買えました。

ピンバッジとパンフを購入。
一緒に写っているのはSS席の特典グッズです。ピックとドラムのパッチが入っており、フォトフレームのように立てかけて飾ることができます。

入場口から。結構厳戒体制で、荷物検査、ボディチェック等が行われていました。
飲み物は未開封の水のみ可。
事前に入場時の注意メールが届いていたんですが、目を通しておいて良かったです。
以下がセトリ。
Sunday Bloody Sunday
I Will Follow
New Year’s Day
Bad
Pride (In the Name of Love)
Where the Streets Have No Name
I Still Haven’t Found What I’m Looking For
With or Without You
Bullet the Blue Sky
Running to Stand Still
Red Hill Mining Town
In God’s Country
Trip Through Your Wires
One Tree Hill
Exit
Mothers of the Disappeared
Angel of Harlem
Encore:
Elevation
Vertigo
Even Better Than the Real Thing
Every Breaking Wave
Beautiful Day
Ultra Violet (Light My Way)
Love is Bigger Than Anything in its Way
One

スマホのカメラでの撮影・録画はOK!!
画像は「Where the Streets Have No Name」から。
背景の8Kスクリーンは圧巻!!!
ステージからの距離をまったく感じない画質。スマホのカメラは4Kだから迫力伝わりきらないけど。
「In God’s Country」での、アントンの撮影したユッカの木が装飾されていく映像はとりわけ神々しかったです。
未来のライブにおけるスクリーン映像の指標になることでしょう。
(ちなみにこの曲が終わった後、その映像を観ながらボノは"Very expensive!"とポロリ。会場の笑いを誘っていました)
当然演奏も凄かったです。不動の四人の存在感。
恰幅は良くなったけど、衰えぬ美声を放つボノ。
「With or Without You」では一緒に叫びました!
数えきれないフォロワーを持つ、絶妙なディレイ&リバーブの施されたエッジのギター。
それをガッチリ支えるアダムのベースとラリーのドラム。
本当にもうすぐ60代かよ!?ってな位元気なメンバー。
『THE JOSHUA TREE』からの演目が終わってからアンコールに入ったのですが、はっきり言ってアンコールというより「第2部」でした。
U2のアルバムの中で『Achtung Baby』が1番好きな私は、ここからの方がエキサイトしてました。
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中でも「Even Better Than the Real Thing」は最高すぎる。
スクリーンに映し出されるメンバーはリアルタイムでエフェクトがかかっているのですが、この曲で8K映像に取り込まれたメンバーはマジカルすぎ!!!
あと、このライブで一番印象に残ったのが、メンバーのロックに対する愛と敬意。
"We can be heroes!"
"Show must go on!"
"I Love Rock 'n Roll!"
等々、歌でMCでロック史の名節がボノの口から飛び出してきました。
また、このライブでボノがかけてた丸サングラスはジョン・レノンへの敬意ではないでしょうか。
さいたまスーパーアリーナには2010年までジョン・レノン・ミュージアムがあったし。
ロックへの愛と敬意がそのままバンドの信念になっているように感じました。
ぶっちゃけ、歴史上U2を超えるスーパー・ロックバンドってもう現れないんじゃないかな。
(現れてほしいけど。)
できればこのツアーの模様を収めたブルー・レイ出してほしいなぁ。
もちろん8Kの感動は再現できないだろうけど、やっぱ家でも楽しみたいよ。
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ちなみにエンジニア・スタッフの機材はこんな感じ。
もっとアップで撮っときゃよかった。
プロフィール
- ニックネーム
- tana
- 性別
- 男性
- 自己紹介
- はじめまして。tana(ターナ)と申します。
ボーカロイドを用いた楽曲をはじめ、シンセ・ポップ、テクノ、アンビエントなど、電子音楽を幅広く制作しています。ジャンルを横断しながら、音の質感や空気感を大切にした作品づくりを行っています。 - 好きなアーティスト
- ブライアン・イーノ、クラフトワーク、ピンク・フロイド、ブラック・ドッグ、デヴィッド・ボウイ、エリック・ドルフィー、バッハ、シューベルト、ジャン・クリストフ、初音ミク等。
- 注意事項
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