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あらすじ

――世界は、矛盾を抱えていく。
誰も気づかないところで。


人々が暮らす「ウワノセカイ」と
魔物たちが暮らす「シモノセカイ」。
ウワノセカイは「五神」と呼ばれる人間のおかげで
豊かな自然に恵まれた環境になった。
一方、五神のいないシモノセカイは、
住み心地の悪い世界となった。

魔物たちは考える。
五神がいれば、シモノセカイは豊かになる。
こうして魔物たちがウワノセカイに侵入するようになる。

一方人間たちは、魔物討伐のための魔法を会得する「退魔師」が登場。
世襲制の退魔師制度により、魔物たちから五神を守ってきた。
さらに退魔師を管理する「退魔師会」も結成され、
人間と魔物との戦いが続くこととなった……



――退魔師会本部がある、アスラティア。
そこに住む青年、カケルは
幼いころに両親を亡くし、ジェム(宝石)工房の親父のもとで働くジェム工見習い。

ある日、ひょんなことからドラゴンと対峙してしまったカケル。
退魔師でもないカケル。普通は勝てるわけがないのだが、
そこで不思議な魔法を使用する。

――そして、気が付く。
「俺は、退魔師だ」


両親を亡くしたことで、自分の素性がわからなかったカケル。
それが明らかになるにつれて、
世界は、矛盾を生み出してゆく。


「――俺は誰なんだ?」


その答えは、
魔物たちの猛攻、
さまざまな人の陰謀、
この世界が抱えてしまった無数の矛盾。

それを超えた先にある。