殺人遊園地への招待状
-中枢のエルタワー-
~エルタワー正門前~
「これが……エルタワー……」
「近くで見ると、ますますでかいな……」
裕美と直樹は口を開けてエルタワーの上方を見つめている。
涼子は外観の美しさに、うっとりと目を細めていた。
「綺麗な建物よね……
もちろん新しいからってこともあるけど、なんていうか……神々しいというか……」
「そうだね。なんか神聖な場所って感じがするよね……
って、そんなことより早く入ろ!香織ももう少し頑張ってね。」
裕美の言葉を聞き終わると同時に、直樹はエルタワーの重く大きなドアを力一杯開いた。
「す……すげぇ……」
そこは壁も床も全面が真っ白で、彫刻や絵画が数多く並べられている広大なフロアだった。
恰(あたか)も外国の美術館のような、見たこともない立派な芸術品の数々……
その素晴らしく美しい光景に、それまで涙を流していた香織でさえ暫し魅入っていた。
彫刻をまじまじと眺めていた直樹はハッと我に返ると、フロアの奥の方まで目を凝らす。
「……あれ?そういや、このフロアには誰も居ないみたいだな。」
裕美達も広大なフロア全域を見渡すが、直樹の言う通り人の姿は全く見受けられない。
「ほんとだ。皆どこに行ったんだろ。」
不思議に思い頭を傾げる裕美の横で、涼子は
「もしかしたら最上階まで行ってヘリで避難するとか……
それとも地下通路なんかがあって、そこから避難した可能性も……」
と、独り言を言いながら分析をしている。
「んもー!そんなのなんだっていいからさぁ、スタッフを探そうよ!
もうこんなとこ早く出たいし!家に帰りたい~!」
すっかり泣き止んだ様子の香織は、幾分元気を取り戻したようだ。
「すみませーーん!誰かいませんかーーっ!」
……裕美の呼び掛けに応答は無い。
「裕美、多分このフロアには誰もいないよ。
エレベーターかエスカレーターを探して上の階に行こうぜ。」
4人はそれぞれ分散して移動手段を探すことにする。
誰一人として、彫刻の目がターゲットを狙い定めていることには気付かなかった………
「これが……エルタワー……」
「近くで見ると、ますますでかいな……」
裕美と直樹は口を開けてエルタワーの上方を見つめている。
涼子は外観の美しさに、うっとりと目を細めていた。
「綺麗な建物よね……
もちろん新しいからってこともあるけど、なんていうか……神々しいというか……」
「そうだね。なんか神聖な場所って感じがするよね……
って、そんなことより早く入ろ!香織ももう少し頑張ってね。」
裕美の言葉を聞き終わると同時に、直樹はエルタワーの重く大きなドアを力一杯開いた。
「す……すげぇ……」
そこは壁も床も全面が真っ白で、彫刻や絵画が数多く並べられている広大なフロアだった。
恰(あたか)も外国の美術館のような、見たこともない立派な芸術品の数々……
その素晴らしく美しい光景に、それまで涙を流していた香織でさえ暫し魅入っていた。
彫刻をまじまじと眺めていた直樹はハッと我に返ると、フロアの奥の方まで目を凝らす。
「……あれ?そういや、このフロアには誰も居ないみたいだな。」
裕美達も広大なフロア全域を見渡すが、直樹の言う通り人の姿は全く見受けられない。
「ほんとだ。皆どこに行ったんだろ。」
不思議に思い頭を傾げる裕美の横で、涼子は
「もしかしたら最上階まで行ってヘリで避難するとか……
それとも地下通路なんかがあって、そこから避難した可能性も……」
と、独り言を言いながら分析をしている。
「んもー!そんなのなんだっていいからさぁ、スタッフを探そうよ!
もうこんなとこ早く出たいし!家に帰りたい~!」
すっかり泣き止んだ様子の香織は、幾分元気を取り戻したようだ。
「すみませーーん!誰かいませんかーーっ!」
……裕美の呼び掛けに応答は無い。
「裕美、多分このフロアには誰もいないよ。
エレベーターかエスカレーターを探して上の階に行こうぜ。」
4人はそれぞれ分散して移動手段を探すことにする。
誰一人として、彫刻の目がターゲットを狙い定めていることには気付かなかった………
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