殺人遊園地への招待状
「誰が……誰が何のためにこんな酷いことを………」
裕美達は溢れ落ちる涙をそのままに黙り込む。
ほんの数分の間に眼球をえぐり、腹を切り裂き、全ての血を抜き取る……
明らかに普通の人間が行うには常軌を逸している。
いや、どう考えても生身の人間がやることは不可能だと、皆同じことを考え身震いした。
『化け物?悪霊?そんなの信じられない……』
裕美は両腕で涙を拭うと、香織の亡骸に問いかける。
人間ではない何者かの手が掛かったことは紛れもない事実だろう。
『酷い……香織を………大切な友達を!!』
恐怖を超え、悲しみをも超え、怒りが裕美を奮い立たせた。
誰に向けられる訳でもないのだが……
それでも親友を奪われた現実に立ち向かわなければならない。
「裕美、行きましょう……いつまでもここに居たって、香織は報われないわ……」
涼子も悲しみを胸の奥にしまい込んだようだ。
「うん……そうだね、涼子。行こう。
……香織…ごめんね……」
「……クソッ!!」
三人は居たたまれない気持ちを残したまま、香織に背を向け歩き出す。
『香織……絶対に戻って来るから待っててね……』
裕美は心の中でそう誓うと、もう一度香織の方を振り向いた。
『……えっ……な、なに!?なんなの!?』
あらゆる方向に顔を向けていた多数の彫刻が、全て裕美を見つめている。
不気味な笑みを浮かべ、その口元には血が付着している彫刻もあった。
そればかりか、額縁の中にいたはずの香織の遺体が、忽然と消えてしまっている。
その時、裕美の脳裏に何者かが語りかけてきた。
生キテハ帰サナイ
待チ受ケル未来ハ死アルノミ
裕美は思わず叫びだしそうになったが、直樹と涼子にこれ以上ショックと混乱を与えないようグッと言葉を飲み込んだ。
そして2人の手を取り、早くこの場を離れようと走り出す。
「ど…どうしたのよ裕美!」
香織の遺体が消え、彫刻の視線がこちらを睨んでいることを知られる訳にはいかない。
『もう誰も傷つけたくない!死なせたくない!
みんなで……絶対に生きて帰る!』
裕美達は溢れ落ちる涙をそのままに黙り込む。
ほんの数分の間に眼球をえぐり、腹を切り裂き、全ての血を抜き取る……
明らかに普通の人間が行うには常軌を逸している。
いや、どう考えても生身の人間がやることは不可能だと、皆同じことを考え身震いした。
『化け物?悪霊?そんなの信じられない……』
裕美は両腕で涙を拭うと、香織の亡骸に問いかける。
人間ではない何者かの手が掛かったことは紛れもない事実だろう。
『酷い……香織を………大切な友達を!!』
恐怖を超え、悲しみをも超え、怒りが裕美を奮い立たせた。
誰に向けられる訳でもないのだが……
それでも親友を奪われた現実に立ち向かわなければならない。
「裕美、行きましょう……いつまでもここに居たって、香織は報われないわ……」
涼子も悲しみを胸の奥にしまい込んだようだ。
「うん……そうだね、涼子。行こう。
……香織…ごめんね……」
「……クソッ!!」
三人は居たたまれない気持ちを残したまま、香織に背を向け歩き出す。
『香織……絶対に戻って来るから待っててね……』
裕美は心の中でそう誓うと、もう一度香織の方を振り向いた。
『……えっ……な、なに!?なんなの!?』
あらゆる方向に顔を向けていた多数の彫刻が、全て裕美を見つめている。
不気味な笑みを浮かべ、その口元には血が付着している彫刻もあった。
そればかりか、額縁の中にいたはずの香織の遺体が、忽然と消えてしまっている。
その時、裕美の脳裏に何者かが語りかけてきた。
生キテハ帰サナイ
待チ受ケル未来ハ死アルノミ
裕美は思わず叫びだしそうになったが、直樹と涼子にこれ以上ショックと混乱を与えないようグッと言葉を飲み込んだ。
そして2人の手を取り、早くこの場を離れようと走り出す。
「ど…どうしたのよ裕美!」
香織の遺体が消え、彫刻の視線がこちらを睨んでいることを知られる訳にはいかない。
『もう誰も傷つけたくない!死なせたくない!
みんなで……絶対に生きて帰る!』
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