殺人遊園地への招待状
7周目………
8周目…………
9周目……………
この頃には、中学生の裕美達が映し出されていた。
「あははっ、みんな可愛いね!
そういえば涼子は中学1年生の時に転校して来たんだよね。
ちょうど、この……」
裕美は思い出話をしながら隣にいる涼子を見ると………
「涼子っっ!?」
なんと涼子は中学生の頃の、まだあどけなさが残る姿になっていた。
「えっ!?裕美!その姿……」
裕美も同じく、中学生の頃の姿になっていた。
「た、大変だよ!私達、どんどん子供に戻されちゃってるよ!
もしかしたら……このまま存在自体、消えて無くなるかもしれない!!」
2人は慌てて白馬から飛び降りようとしたのだが、脚がぴったりと鐙(あぶみ)に貼り付いていて、びくともしなかった。
10周目………………
ついに2人は小学生の頃の姿になってしまっている。
今までは壁一面に同じ過去の光景が映し出されていたが、突如裕美が乗っている右側と、涼子が乗っている左側とで映像が分かれだした。
涼子は転校生で裕美とは別々の小学校へ通っていた為、恐らくそれぞれ異なった過去が映され始めたのだろう。
裕美は小学生時代も相変わらず楽しそうに、はしゃいでいた。
裕美はおもむろに涼子の映像へも目を向ける。
『……えっ……?そんな……まさか涼子………虐められている!?』
裕美はそのまま自分の隣へ視線を移すと、顔に手をあてがい酷く怯える涼子がいた。
「いや………いや!やめて!
やめてーーーーーーっ!!」
涼子は大粒の涙を流し、嗚咽を漏らす。
「……お願い!……痛いよ……苦しいよ……
もう…そんなことしないで……
私……なんでも言うこと聞くからぁぁぁ!」
「りょ……涼子………」
裕美は涼子にこんな辛い過去があったことを全く知らなかった。
その映像を見る限り、涼子の受けた虐めは壮絶なものだった。
裕美は思わず目を背ける。
涼子はふと我に返り、涙を拭いながら裕美に笑顔を向けた。
「嫌なとこ見せちゃったわね……
裕美……私ね、裕美に出会うまで……ずっと虐められていたんだ……
それだけじゃない。
父親からも毎日のように暴力を振るわれていたの……
でも……
そんな私に裕美はいつも優しくて……元気付けてくれた………」
涼子の言葉に、今度は裕美が涙を流した。
「ううん、涼子……ごめんね……
私、全然気付いてあげられなかった!
こんなに苦しんでいたのに……
ごめん……ごめんね涼子!!」
涼子は首を横に振り答える。
「これは裕美に出会う前のことだから……謝らないで。
それに……裕美は……本当に私を癒してくれた……
……ふふっ。こんな映像見せられて取り乱してしまったけど……裕美にお礼を言えるきっかけを与えてくれたことには感謝しないとね。
裕美……ありがとう!」
「涼子………」
どのくらい時間が過ぎたのだろう………
あれからも暫く涼子の過酷な映像は続き、2人は涙を抑える事が出来ずに延々泣き続け、いつの間にか泣き疲れて眠っていたようだ。
気付くと裕美は何故か白馬の下へ落ちていた。
何気なく自分の手足を見てみると大きさが元に戻っている。
どうやら現在の姿に戻っているようだった。
「よ、良かったーっ!助かったね、涼子!
……あ、あれ?涼子!?」
裕美の腰に巻かれた服の先に、涼子の姿は無い。
すでに停止していたメリーゴーランドを見てみると……
涼子が座っていた白馬の上には、涼子の服と下着だけが無造作に置かれていた。
「涼子…………
涼子ぉぉぉぉぉぉーー!!」
8周目…………
9周目……………
この頃には、中学生の裕美達が映し出されていた。
「あははっ、みんな可愛いね!
そういえば涼子は中学1年生の時に転校して来たんだよね。
ちょうど、この……」
裕美は思い出話をしながら隣にいる涼子を見ると………
「涼子っっ!?」
なんと涼子は中学生の頃の、まだあどけなさが残る姿になっていた。
「えっ!?裕美!その姿……」
裕美も同じく、中学生の頃の姿になっていた。
「た、大変だよ!私達、どんどん子供に戻されちゃってるよ!
もしかしたら……このまま存在自体、消えて無くなるかもしれない!!」
2人は慌てて白馬から飛び降りようとしたのだが、脚がぴったりと鐙(あぶみ)に貼り付いていて、びくともしなかった。
10周目………………
ついに2人は小学生の頃の姿になってしまっている。
今までは壁一面に同じ過去の光景が映し出されていたが、突如裕美が乗っている右側と、涼子が乗っている左側とで映像が分かれだした。
涼子は転校生で裕美とは別々の小学校へ通っていた為、恐らくそれぞれ異なった過去が映され始めたのだろう。
裕美は小学生時代も相変わらず楽しそうに、はしゃいでいた。
裕美はおもむろに涼子の映像へも目を向ける。
『……えっ……?そんな……まさか涼子………虐められている!?』
裕美はそのまま自分の隣へ視線を移すと、顔に手をあてがい酷く怯える涼子がいた。
「いや………いや!やめて!
やめてーーーーーーっ!!」
涼子は大粒の涙を流し、嗚咽を漏らす。
「……お願い!……痛いよ……苦しいよ……
もう…そんなことしないで……
私……なんでも言うこと聞くからぁぁぁ!」
「りょ……涼子………」
裕美は涼子にこんな辛い過去があったことを全く知らなかった。
その映像を見る限り、涼子の受けた虐めは壮絶なものだった。
裕美は思わず目を背ける。
涼子はふと我に返り、涙を拭いながら裕美に笑顔を向けた。
「嫌なとこ見せちゃったわね……
裕美……私ね、裕美に出会うまで……ずっと虐められていたんだ……
それだけじゃない。
父親からも毎日のように暴力を振るわれていたの……
でも……
そんな私に裕美はいつも優しくて……元気付けてくれた………」
涼子の言葉に、今度は裕美が涙を流した。
「ううん、涼子……ごめんね……
私、全然気付いてあげられなかった!
こんなに苦しんでいたのに……
ごめん……ごめんね涼子!!」
涼子は首を横に振り答える。
「これは裕美に出会う前のことだから……謝らないで。
それに……裕美は……本当に私を癒してくれた……
……ふふっ。こんな映像見せられて取り乱してしまったけど……裕美にお礼を言えるきっかけを与えてくれたことには感謝しないとね。
裕美……ありがとう!」
「涼子………」
どのくらい時間が過ぎたのだろう………
あれからも暫く涼子の過酷な映像は続き、2人は涙を抑える事が出来ずに延々泣き続け、いつの間にか泣き疲れて眠っていたようだ。
気付くと裕美は何故か白馬の下へ落ちていた。
何気なく自分の手足を見てみると大きさが元に戻っている。
どうやら現在の姿に戻っているようだった。
「よ、良かったーっ!助かったね、涼子!
……あ、あれ?涼子!?」
裕美の腰に巻かれた服の先に、涼子の姿は無い。
すでに停止していたメリーゴーランドを見てみると……
涼子が座っていた白馬の上には、涼子の服と下着だけが無造作に置かれていた。
「涼子…………
涼子ぉぉぉぉぉぉーー!!」
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