殺人遊園地への招待状
-体感-
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「……ここは………どこ………?
私……生きて…る…の………?」
ゆっくりと身体を起こす裕美………
なんと裕美は無事だったのだ。
しかし裕美がいる場所は、辺り一面、漆黒の闇が広がっている。
ほんの一筋の光すら無い。
「……もしかして……私…死んでるのかな……
こんなに真っ暗ってことは……地獄……?」
そう言い終わると、
バババババッッ!!
一斉に明かりが灯された。
「痛いっ!!」
あまりの眩しさに、裕美の目に激痛が走る。
しばらく目を押さえてうずくまり、やがてそっと瞼を開いた………
「こ……ここは………」
裕美の周りには5つの墓石が立っていた。
暗闇で見えなかったその場所は、どうやら墓場のようだ。
「お墓……?なんでこんな所に……って言うか、今どこにいるんだっけ?」
裕美は独り言を言いながら、身体を隈無く確認する。
不思議と外傷は無かった。
「え…っと………
私は30階でバンジージャンプをして……
ゴムが切れたかと思ったら突然開いた穴に落ちて……」
記憶がしっかりとあるので、頭も打ってはいないようだ。
「それにしても、よく助かったなぁ私……
これも直樹のネックレス……ううん、あまりにも重なり過ぎだよね。
それよりここは何階なんだろう……」
裕美は墓石の横にある案内板を発見した。
『落下されたお客様へ
此方は地下1階となります』
「えっ……ちょ、ちょっと待った!地下1階って……
私30階から落ちたのに、よく死なずに……
……まぁ理屈が通用する建物でもないか。」
裕美は自分に言い聞かせると、案内板の続きを読む。
『このフロアは体感アトラクションとなっております。
死者達の嘆きを存分にお楽しみ下さい』
裕美は深く溜め息をつく。
体感などしたくはないし、絶対に楽しめそうもない。
案内板にはまだ続きがあった。
『なお、このアトラクションは5つの墓石の前に立って頂き、それぞれ5種類の嘆きを味わって頂きます。
全て体感されましたら、20階まで直通のエレベーターが作動致します。』
エレベーターを作動させるためには5つの体感に挑戦しなければならない。
裕美は頭を抱えてしゃがみ込む。
「体感ってことは、痛みとかが実際に感じるってことだよね……
……凄く嫌な予感が……
はぁ……私……ここで死んでしまうかもしれないなぁ……」
裕美は意外と冷静に、そんな言葉を口にした。
この地下1階へと落下した時、本来は失われていたかもしれない命……
目覚めた時点ですでに腹をくくっていたのかもしれない。
「……よし!黙っていたって始まらない!
早速、行きますか!」
改めて気合いを入れると、一番左の墓石の前に立つ。
すると……墓石がガタガタと揺れだし………
グワァァァァァッッ!!
墓石が倒れた途端、腐りきった死体が飛び出して来た。
「キャアァァァァ!!」
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