リリスの嘆き
第三章
覚醒
打ち捨てられた工事現場。
マンションになるであっただろう瓦礫の山や破壊された重機に囲まれた中に一台の中古車が停まっていた。その助手席には手足をガムテープで固定され、ぐったりとしている佐枝がいる。運転席に背を向けて微かに震えている。その髪を運転席から手を伸ばして撫でている男がいる。加瀬拓也だ。彼は見事に佐枝を追い詰め、手に入れてここに来たのだ。
「いい子だから大人しくしておくれよ」
加瀬の猫なで声が佐枝の身体にまとわりつく。佐枝は身体をさらにドアの方に押し付ける。しかし、その上に加瀬の手が触れてくる。
佐枝の身体に電気のように悪寒が走る。
「あんた、こんな事して良いと思っているの?」
佐枝は精一杯抵抗する。
だが、加瀬はそれを聞き入れず、その手はゆっくりと髪から下の方に這っていく。その眼は更に下の方に移動している。やがてそれは佐枝の膨らみ始めたもののところでピタリと止まる。息遣いが荒くなる。
その手は膨らみの周囲を周りゆっくりと頂点に向かっていく。
佐枝は言葉を失った。
「そうそう、いい子だよ」
加瀬の顔が近づいてくる。
古ぼけたハッチバックがギシリと音を立てて揺らぐ。
佐枝は必死になってそれから逃れようとしたが、車のドアのために逃げることが出来ない。恐怖が彼女を支配していく。
加瀬の手はひとしきり佐枝の胸を弄ぶとやがて制服のブラウスに手を伸ばし、ボタンを外し始めた。まだ誰にも見せたことのない少女の肌が顕にされていく。
佐枝は耐え切れずに視線を反らす。
「嫌…」
その声は聞くことが出来ないほど掠れ、震えている。
そんな姿を加瀬は楽しんでいるようだ。
おもむろに室内のルームミラーを動かすと佐枝の耳元で囁く。
「ほら、見てごらん、こんなに綺麗だよ」
加瀬はそう言うと佐枝の顎に手を触れて彼女の顔をルームミラーの方に動かす。肌を顕にされた少女が佐枝の視界に飛び込んでくる。
加瀬は彼女の胸を守っている物のフロントホックを外し膨らみはじえたばかりのそれを陽光のもとに晒す。
屈辱が佐枝を包み込む。
同時に殺意にも似た激しい怒りがこみあげてくる。
しかし、狭い車中ではどうすることも出来ない。
それを良い事に加瀬は佐枝に身体をいいように弄ぶ。
ブラウスのボタンを外し終わると加瀬は佐枝の顕にされた肌を楽しみ、やがてその手を彼女のスカートの中に滑りこませる。数本の指が花序の最後に一枚を擦り抜け、まだ未熟な花弁に触れていく。
抵抗も出来ない中で佐枝は奥歯を噛みしめる。
その時、どぉんという音を立てて周囲の空気が激しく揺れた。
錆びついた金属が悲鳴を上げ、車は大きく震える。
何事が起こったのか、加瀬の中に彼が本来持っている怯えた自分が現れ、佐枝の身体から離れる。
祖に一瞬を逃さずに佐枝は後ろ手で縛られた手を必死に動かして助手席のドアを開けて外に転がりでた。
「待て!」
獲物に逃げられた狩人のように加瀬は佐枝を追って車外に出る。
その二人の視界に獣のように変貌した少女の姿が飛び込んできた。
マンションになるであっただろう瓦礫の山や破壊された重機に囲まれた中に一台の中古車が停まっていた。その助手席には手足をガムテープで固定され、ぐったりとしている佐枝がいる。運転席に背を向けて微かに震えている。その髪を運転席から手を伸ばして撫でている男がいる。加瀬拓也だ。彼は見事に佐枝を追い詰め、手に入れてここに来たのだ。
「いい子だから大人しくしておくれよ」
加瀬の猫なで声が佐枝の身体にまとわりつく。佐枝は身体をさらにドアの方に押し付ける。しかし、その上に加瀬の手が触れてくる。
佐枝の身体に電気のように悪寒が走る。
「あんた、こんな事して良いと思っているの?」
佐枝は精一杯抵抗する。
だが、加瀬はそれを聞き入れず、その手はゆっくりと髪から下の方に這っていく。その眼は更に下の方に移動している。やがてそれは佐枝の膨らみ始めたもののところでピタリと止まる。息遣いが荒くなる。
その手は膨らみの周囲を周りゆっくりと頂点に向かっていく。
佐枝は言葉を失った。
「そうそう、いい子だよ」
加瀬の顔が近づいてくる。
古ぼけたハッチバックがギシリと音を立てて揺らぐ。
佐枝は必死になってそれから逃れようとしたが、車のドアのために逃げることが出来ない。恐怖が彼女を支配していく。
加瀬の手はひとしきり佐枝の胸を弄ぶとやがて制服のブラウスに手を伸ばし、ボタンを外し始めた。まだ誰にも見せたことのない少女の肌が顕にされていく。
佐枝は耐え切れずに視線を反らす。
「嫌…」
その声は聞くことが出来ないほど掠れ、震えている。
そんな姿を加瀬は楽しんでいるようだ。
おもむろに室内のルームミラーを動かすと佐枝の耳元で囁く。
「ほら、見てごらん、こんなに綺麗だよ」
加瀬はそう言うと佐枝の顎に手を触れて彼女の顔をルームミラーの方に動かす。肌を顕にされた少女が佐枝の視界に飛び込んでくる。
加瀬は彼女の胸を守っている物のフロントホックを外し膨らみはじえたばかりのそれを陽光のもとに晒す。
屈辱が佐枝を包み込む。
同時に殺意にも似た激しい怒りがこみあげてくる。
しかし、狭い車中ではどうすることも出来ない。
それを良い事に加瀬は佐枝に身体をいいように弄ぶ。
ブラウスのボタンを外し終わると加瀬は佐枝の顕にされた肌を楽しみ、やがてその手を彼女のスカートの中に滑りこませる。数本の指が花序の最後に一枚を擦り抜け、まだ未熟な花弁に触れていく。
抵抗も出来ない中で佐枝は奥歯を噛みしめる。
その時、どぉんという音を立てて周囲の空気が激しく揺れた。
錆びついた金属が悲鳴を上げ、車は大きく震える。
何事が起こったのか、加瀬の中に彼が本来持っている怯えた自分が現れ、佐枝の身体から離れる。
祖に一瞬を逃さずに佐枝は後ろ手で縛られた手を必死に動かして助手席のドアを開けて外に転がりでた。
「待て!」
獲物に逃げられた狩人のように加瀬は佐枝を追って車外に出る。
その二人の視界に獣のように変貌した少女の姿が飛び込んできた。
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