ママBOY1
最終話 猫が ・・・ の巻
弥生「猫がいなくなったよ。」
百合「よく探したの?」
弥生「探したよ。どうしよう。」
百合「これまで窓開けておいても、すぐに帰ってきたから。そのうち戻るよ。」
弥生が店に降りてきた。
弥生「パパ、猫見なかった?」
マック「ん?今日は見なかったなぁ・・・。昨日夜はいっしょにTV見てたけどなぁ。」
百合も降りてきた。
百合「しばらく待ってたらどうかな?」
弥生「そうする。」
弥生は自分の部屋に戻っていった。
百合「これまで出て行ったことなかったけどね。」
マック「そうだよな。」
しばらくして2階から弥生の悲鳴が聞こえた。
百合とマックが急いで2階へ駆け上がった。
百合「どうしたの弥生!!」
弥生はうつ伏せになって頭を抱えていた。
マック「大丈夫か弥生!!」
そして窓が開いていて、となりの家の屋根の上に猫がいたのだ。
が・・・・・
急に猫が空中に浮かび上がって眩しく輝いた。
マック「な、なんだこれは?」
と、同時にそばにいた弥生が消えてしまった。
百合「いったいどうなっているの?」
マック「わ、わ、わからん・・・何なんだ!」
遠くの空から小さな笑い声がした。
百合「弥生の声。」
マック「た、確かに・・・そ、そうだ。」
猫「皆さんお騒がせしました。私は弥生の父です。」
マック「ね、ね、猫がしゃべった?????」
そしてしばらくして、マックと百合のいる弥生の部屋に猫が降りてきた。
と同時に、変な外人の男に変身した。
猫「初めまして、私は弥生の父です。」
マック「あ、あなたがお父さん。」
急にマックはお辞儀をして、あちこちを見回した。
猫「あ、弥生は元気ですよ。」
マック「そ、そうですか、それならいいんですが。」
猫「今から事情をご説明します。私の名前はコード化されていて言いにくいので、『ねこ』と呼んでください。で、生まれたのはこの地球から5億光年先の『クウォーター星』です。この星がどんな星なのかは、この本の別冊を読んでください。
で、弥生は大人になる前の卒業研究にこの星を選び、たまたまあなたを指定したのです。わが星では完全に地球人に成りきるようにDNAカプセルが用意されていて、地球人と同じ早さで成長していくことができるのです。
そして、今日弥生はその研究を終えて、我々の星に帰ります。」
百合「なんだかよくわからないけど、弥生がいなくなるのは・・・」
マック「せっかく今日まで・・・し、しかし私の子供ではないから・・・」
マックは複雑な心境とわけのわからない説明を聞いてじっとしていられない気持ちになった。
百合「何でなの、こんなかぐや姫みたいな・・・ううう・・・。」
百合は座り込んで急に泣き出した。
猫「では、さようなら・・・・・」
そう言ったとたんに周りが輝いて全てが消えたように見えた。
マックは気絶してしまった。
トントントン
マック「ん?」
目がさめたとき、アパートの扉をたたく音がした。
マック「は!・・・あれ???ここは???」
扉を開けると、そこには桃子が立っていた。
桃子「ひさしぶり。」
マック「あ、ああ・・・?あれ?」
桃子「どうかしたの?」
マック「い、いや・・・」
マックは自分の体が19歳に戻っているのに気が付いた。
桃子「気が付いてよかった。呼び鈴を何度鳴らしても出てこないから・・・・・中に入っていい?」
マック「あ、ああ・・・う、うん。」
桃子「はいこれ、ケーキ。今日お誕生日でしょ。」
マック「そ、そうだっけかな?」
桃子「わ、忘れたの!自分の誕生日を!」
マック「いや、そういう訳じゃないんだけどさ。」
桃子「もしかして私のことも忘れたの?私が誰か知ってるの?」
マック「おいおい、やめてくれよ桃子。」
桃子「よかった、名前だけは覚えてくれていたのね。」
こうしてマックの18歳の思い出は幕を閉じた。
桃子「ねえ、どっか連れてってよ。」
マックは桃子の笑った横顔を見ながら、
マック「よし。」
2人はアパートを出た。
そしてにぎやかな町のほうに歩いていった。
アパートには2人を見送る猫が1匹、マックの部屋の前に座っていた。
―完―
百合「よく探したの?」
弥生「探したよ。どうしよう。」
百合「これまで窓開けておいても、すぐに帰ってきたから。そのうち戻るよ。」
弥生が店に降りてきた。
弥生「パパ、猫見なかった?」
マック「ん?今日は見なかったなぁ・・・。昨日夜はいっしょにTV見てたけどなぁ。」
百合も降りてきた。
百合「しばらく待ってたらどうかな?」
弥生「そうする。」
弥生は自分の部屋に戻っていった。
百合「これまで出て行ったことなかったけどね。」
マック「そうだよな。」
しばらくして2階から弥生の悲鳴が聞こえた。
百合とマックが急いで2階へ駆け上がった。
百合「どうしたの弥生!!」
弥生はうつ伏せになって頭を抱えていた。
マック「大丈夫か弥生!!」
そして窓が開いていて、となりの家の屋根の上に猫がいたのだ。
が・・・・・
急に猫が空中に浮かび上がって眩しく輝いた。
マック「な、なんだこれは?」
と、同時にそばにいた弥生が消えてしまった。
百合「いったいどうなっているの?」
マック「わ、わ、わからん・・・何なんだ!」
遠くの空から小さな笑い声がした。
百合「弥生の声。」
マック「た、確かに・・・そ、そうだ。」
猫「皆さんお騒がせしました。私は弥生の父です。」
マック「ね、ね、猫がしゃべった?????」
そしてしばらくして、マックと百合のいる弥生の部屋に猫が降りてきた。
と同時に、変な外人の男に変身した。
猫「初めまして、私は弥生の父です。」
マック「あ、あなたがお父さん。」
急にマックはお辞儀をして、あちこちを見回した。
猫「あ、弥生は元気ですよ。」
マック「そ、そうですか、それならいいんですが。」
猫「今から事情をご説明します。私の名前はコード化されていて言いにくいので、『ねこ』と呼んでください。で、生まれたのはこの地球から5億光年先の『クウォーター星』です。この星がどんな星なのかは、この本の別冊を読んでください。
で、弥生は大人になる前の卒業研究にこの星を選び、たまたまあなたを指定したのです。わが星では完全に地球人に成りきるようにDNAカプセルが用意されていて、地球人と同じ早さで成長していくことができるのです。
そして、今日弥生はその研究を終えて、我々の星に帰ります。」
百合「なんだかよくわからないけど、弥生がいなくなるのは・・・」
マック「せっかく今日まで・・・し、しかし私の子供ではないから・・・」
マックは複雑な心境とわけのわからない説明を聞いてじっとしていられない気持ちになった。
百合「何でなの、こんなかぐや姫みたいな・・・ううう・・・。」
百合は座り込んで急に泣き出した。
猫「では、さようなら・・・・・」
そう言ったとたんに周りが輝いて全てが消えたように見えた。
マックは気絶してしまった。
トントントン
マック「ん?」
目がさめたとき、アパートの扉をたたく音がした。
マック「は!・・・あれ???ここは???」
扉を開けると、そこには桃子が立っていた。
桃子「ひさしぶり。」
マック「あ、ああ・・・?あれ?」
桃子「どうかしたの?」
マック「い、いや・・・」
マックは自分の体が19歳に戻っているのに気が付いた。
桃子「気が付いてよかった。呼び鈴を何度鳴らしても出てこないから・・・・・中に入っていい?」
マック「あ、ああ・・・う、うん。」
桃子「はいこれ、ケーキ。今日お誕生日でしょ。」
マック「そ、そうだっけかな?」
桃子「わ、忘れたの!自分の誕生日を!」
マック「いや、そういう訳じゃないんだけどさ。」
桃子「もしかして私のことも忘れたの?私が誰か知ってるの?」
マック「おいおい、やめてくれよ桃子。」
桃子「よかった、名前だけは覚えてくれていたのね。」
こうしてマックの18歳の思い出は幕を閉じた。
桃子「ねえ、どっか連れてってよ。」
マックは桃子の笑った横顔を見ながら、
マック「よし。」
2人はアパートを出た。
そしてにぎやかな町のほうに歩いていった。
アパートには2人を見送る猫が1匹、マックの部屋の前に座っていた。
―完―
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プロフィール
- ニックネーム
- 大野竹輪
(おおの ちくりん) - 性別
- 男
- 活動地域
- 関西
- 自己紹介
- 毎日想像している世界を全て文字に変換して、それを編集しながら、日々悩みながら、生きています。
- 趣味
- おおむね、ライターです。
(笑)
- 特技
- 人は「マルチ」と呼びますが、自分ではわかっていません。
- 職業
- ライター
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